- 難削材加工品
チタン
「強度」「軽さ」「耐食性」「耐熱性」といった優れた特性をもつチタンは、近年の製造コストの低切削時の工具寿命が短くなるため、チタンは難削材に分類されます。チタン加工の問題点としては、熱伝導率が小さいため、切削時に発生した熱が逃げられずに工具と加工材に蓄積するため工具の磨耗が大きくなってしまう傾向があります。そんな中、TNKでは豊富な材料の加工実績や専用設備を使用することにより、高精度な加工を行うことができます。また、材料調達~完成品までの一貫生産による安定した品質と短納期でお客様へお届けすることができます。
特徴
チタンシャフト(Ti-6AI-4V)
サイズ
外径:各種サイズに対応(詳細はお問い合わせください)
精度:外径相互差±0.002
材質:耐食性、耐熱に優れ軽量化に大きく貢献することが可能
用途:航空宇宙、ドローン、医療機器などに
採用実績
■自動車
コンプレッサー
TNKが選ばれる理由
受注生産が大多数を占めており、ご要望形状を高品質でお届けいたします。また、一貫生産により1本のご注文から、数百万本のご対応が可能となります。
加工精度としましては、外径公差±2μm、真円度1μm。また、TNKで多く取り扱っているSUS材と比べ、約40%の軽量化を実現します。
近年では、信頼性のある協力企業とタッグを組み、ロストワックスによるニアネットシェイプでの加工も可能です。TNKの切削・研削技術+ニアネットシェイプを行うことにより短納期化、低コスト化、高機能化、高耐久性、 品質の安定化です。
*ニアネットシェイプ(Near net shape)とは、最終製品に近い形状に鍛造(プレス)で成形する工法です。切削や研磨などの後加工をほとんど必要としないため、コストや作業時間を削減することができます。
注意点
■材質の特長
チタンは強度が高い金属ですが、加工が困難なため、加工コストがかかり、価格が高くなりやすいという特徴があります。
形状によってはかなり高単価になり、 納期が長くなります。
耐摩耗性が低く、金属火災が発生しやすい。チタンは耐摩耗性が低いため、加工時に発生する切り粉が燃えやすく、金属火災が発生しやすいです。
また、柔らかい素材のため表面にバリ状の傷が目立ちやすく、銅やアルミニウムに比べると剛性が低いため、変形しやすいです。
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その他の難削材加工品
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PRODUCT
difficult-to-cut-material
耐熱鋼
INCONEL系, SUH系など様々な鋼種の量産実績がございます。材料調達から一貫して対応いたします。自動車部品, 耐熱性や耐摩耗性が求められる機構などにお使いいただけます。切削, 研削, 絞りなど用途やコスト帯に合わせて最適な工法を提案します。
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PRODUCT
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その他
難削材とは、除去加工が難しい材質を総称した呼び方です。 難削材には、タングステン・シリコン・セラミック等、非常に硬度の高い材質が多く挙げられます。高い硬さを持つ一方、衝撃には弱く、脆さを併せ持つ材質も多く挙げられます。 硬さと脆さを持つことで、切削加工では刃が立ちにくく、加工時の衝撃で崩れやすい材質となっております。 TNKでは、そのような加工の難しい材質でも、ハードターニング・研削での加工が可能です。
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PRODUCT
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セラミック
セラミックは耐熱性、耐食性、絶縁性、耐摩耗性などに優れ、自動車や、半導体、情報通信、産業機械、医療など様々な分野で使用されています。特に、錆びやすい環境や、絶縁、硬度といった特性が求められる特殊環境で需要がありますが、価格が高く耐衝撃性で劣るのが特徴です。また、硬さがあるため一般的に加工がしづらい材料とされています。